ココナッツの果肉から採れるココナッツオイル。近年健康意識の高い方に注目されている植物油のひとつです。そんなココナッツオイルですが、どんなものなのか、どのように使うかわからないという方もいるのではないでしょうか。
今回はココナッツオイルの効果や使い方、料理に使いやすい無臭タイプのココナッツオイルについても紹介します。
ココナッツオイルのメリットは?
ココナッツオイルの主成分は飽和脂肪酸という特徴があり、いろいろな用途に使える万能な油ということをご存じでしょうか。詳しく紹介します!
炒め物や揚げ物に使える
ココナッツオイルの主な成分はラウリン酸をはじめとした飽和脂肪酸であり、加熱調理に使えることがメリットです。
多くの植物油は不飽和脂肪酸が多く、加熱により酸化されやすいので加熱調理に向いていないことが多いですが、ココナッツオイルは酸化されにくいので炒め物や揚げ物などの加熱調理にももってこいです。
もちろん、加熱調理だけでなく生のサラダや飲み物にかけて使うのにもぴったりですよ。料理にお菓子作りに飲み物に、ココナッツオイルは大活躍してくれます。
ラウリン酸が豊富
ココナッツオイルにはラウリン酸が40~50%と豊富に含まれています。通常の植物油は不飽和脂肪酸が多いですが、ラウリン酸は飽和脂肪酸です。
そんなラウリン酸には抗菌作用があるといわれています1)。ラウリン酸はさまざまな細菌に対して抑制効果があると報告されており、体内の免疫に役立つことが期待されています。
この効果を利用した「オイルプリング」というココナッツオイルを使ったうがいもあります。インド発祥の伝統的な民間療法で、虫歯や歯周病、口腔カンジダなどを防ぐ可能性があるといわれており2)、口腔内の健康を保つのに役立ってくれます。
肌や髪に使える
ココナッツオイルは食用のほかにも肌や髪にも使えます!
保湿効果が抜群なので、とくに乾燥肌の方におすすめです。酸化されにくいので長時間肌につけていても安心です。ヘアオイルの代わりとしても使えます。髪に使えばパサつきを抑え、しっとりとした髪に導いてくれます。
これらの用途に使うにはスキンケア用のココナッツオイルを使うのがおすすめです。
ココナッツオイルのデメリットは?
ココナッツオイルのデメリットや注意すべきポイントについても紹介しますので参考にしてくださいね。
コレステロール値を上げる原因になる
ココナッツオイルの主成分は飽和脂肪酸ですが、摂りすぎると血中の悪玉コレステロールを増加させる原因になります。
悪玉コレステロールが増えると脂質異常症を引き起こし、悪化すると動脈硬化や心臓病のリスクが高まります。とくにコレステロール値が高いと指摘されている方は注意が必要です。
1日の適正量は大さじ1杯くらいが目安とされており、過剰摂取しないように意識しましょう。
プラスチック容器を溶かす場合がある
ココナッツオイルはカップ麺や総菜の容器を溶かす場合があり要注意です。これは、容器の素材である発砲ポリスチレンというプラスチックを変質させてしまうためです3)。ココナッツオイル由来のMCTオイルなども同様の性質があります。
ココナッツオイルを保存する容器も同様に発砲ポリスチレンのものは避け、ガラスなどの容器に保存するのがよいでしょう。
ココナッツの香りが邪魔をすることも
ココナッツの果肉を使って作られるので、ココナッツの風味が苦手な方には向きません。また、和食などの料理には向かない場合もあります。
逆にココナッツの風味が生かせるようなお菓子作りやトーストに塗る用途ではおいしく食べられます。
無臭のココナッツオイルは使いやすい!
ココウェル 有機プレミアムココナッツオイル(無香タイプ) 460g ¥1,080
ココナッツオイル初心者の方には無臭タイプのココナッツオイルがおすすめです。ココナッツの香りがしないので唐揚げのような揚げ物にも炒め物にもぴったり。和洋中どんな料理でも使えます。
天然にこだわりたい方には精製方法にも注目です。ココナッツオイルを無臭にするために精製する際、化学薬剤を使用した「RBDオイル」というものがありますが、気になる方は天然の製法でつくられる「バージンココナッツオイル」や「エキストラバージンココナッツオイル」を選ぶとよいでしょう。
おすすめの無臭ココナッツオイルはこの後ご紹介します!
無臭のココナッツオイルはココウェルがおすすめ!
モノエル-naturi-で取り扱うココウェルの「有機プレミアムココナッツオイル」がおすすめである理由を紹介します!
天然素材を使った精製方法
有機プレミアムココナッツオイルはヤシ殻と天然粘土鉱物を使用して精製されています。
RBDオイルで使われるような化学薬剤は一切不使用。天然の素材のみで精製されており安心して使えます。家族みんなで使うココナッツオイルとしてぴったりです。
トランス脂肪酸を含まない
有機プレミアムココナッツオイルは心臓病のリスクを高めるといわれているトランス脂肪酸を含みません。トランス脂肪酸は主にマーガリンやショートニングに含まれることが多く、摂りすぎによって悪玉コレステロールが増えて心臓病の原因になる可能性があるものです。有機プレミアムココナッツオイルにはトランス脂肪酸が含まれていないので安心です。
安心の品質
有機プレミアムココナッツオイルは製造会社であるココウェルが2004年に創業してからずっと販売され、支持され続けている商品。有機JAS規格や、BPAフリーのパッケージを採用しているなど安全安心にこだわった商品です。長年愛され続けている理由はこだわりの品質によるものです。
【まとめ】どんな料理にも使える無臭のココナッツオイルが便利!
ラウリン酸が豊富な酸化しにくいココナッツオイル。高温調理にも向いているのでいろいろな用途で使えます。その中でも無臭のココナッツオイルは初心者の方にもおすすめ。ココウェルの有機プレミアムココナッツオイルは安心安全にこだわった無臭のココナッツオイルです。初めてのココナッツオイルにぜひ選んでみてくださいね。
参考:
1) Coconut Oil and Immunity: What do we really know about it so far?
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32602684/
2) Oil pulling for maintaining oral hygiene – A review
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5198813/
3)国民生活センター 発泡ポリスチレン製容器にMCTオイルやえごま油等を加えるのはやめましょう-容器が変質・破損するおそれがあります-
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230426_2.html