妊娠中、「無性に甘いものが食べたい!」というときには、低GI食品で栄養豊富なデーツがおすすめです!少量でも小腹を満たすことができ、甘くておいしいデーツはおやつタイムにぴったり。しかし、妊娠中によくない成分が入っていないか心配ですよね。デーツを妊娠中に食べて大丈夫な理由と1日の目安量、妊娠中に役立つデーツの栄養素についても紹介します!
デーツは妊娠中に食べて大丈夫?
デーツは妊娠中に食べても大丈夫です!食べすぎなければ問題はなく、栄養がたくさん含まれるデーツは妊婦さんの味方。とはいえ、デーツにポリフェノールが入っていることから心配に思う方もいるかもしれません。1日の摂取量についてもあわせて解説します。
妊娠中にデーツのポリフェノールは危険?
デーツはポリフェノールが含まれるので気になるかもしれませんが、結論から言うと問題ありません。
ポリフェノールの摂りすぎは「胎児動脈管早期収縮」を引き起こすといわれ、注意が必要です。1日のポリフェノールの摂取基準は明確に決まっていませんが、毎日500~1000mg摂取すると発病する症例が多いといわれます1)。
しかし食品からポリフェノールの過剰摂取になることはほとんどなく、症例の多くはサプリメントの摂りすぎや、濃縮プルーンエキスなどの食べすぎによるもの。
デーツは1日3個程度食べるのが目安ですが、これくらいの量なら過剰摂取を心配する必要はありません。ポリフェノール自体は適量なら抗酸化作用があり、老化や生活習慣病の予防に役立ってくれる有益な存在です。
妊娠中にデーツは1日何個まで食べてOK?
一般的にデーツは1日3個程度食べるのが目安です。食べ過ぎた場合は糖質過多や、便秘になる可能性があります。デーツは血糖値が上がりにくい低GI食品ですが、それでも糖質は多く含まれており、食べ過ぎると糖質過多になってしまいます。妊娠中は妊娠糖尿病も心配なので、デーツの食べすぎには注意が必要です。
また、デーツは腸内環境を整え、腸活に欠かせない栄養素である食物繊維が含まれていますが、食べ過ぎるとかえって便秘になることもあります。どの食品にも共通に言えますが、一度でたくさん食べたからといって急に健康への効果が上がるわけではありませんので、毎日適量をこつこつ継続して食べることが健康への近道です。
妊娠中にうれしいデーツの栄養素4選
スーパーフードとも呼ばれるデーツは栄養素を豊富に含んでおり、妊娠中の方にもおすすめしたい食品です!デーツの代表的な栄養素の中で妊娠中の方にとって重要なものを4つ紹介します。
妊娠中に良いデーツの栄養素1:葉酸
妊娠中はとくに重要な栄養素、ビタミンの一種である葉酸。胎児の先天異常である「神経管閉塞障害」のリスクを下げるために必要な栄養素で、妊娠初期にとくに積極的に摂る必要があります。妊娠を希望する女性や妊娠中の女性は通常の食事に加えて400μg/日摂取することが推奨されます2)。デーツには葉酸が100gあたり19μg含まれており、同じドライフルーツであるプルーンと比較すると6倍以上。効率的に葉酸を摂取できます。
妊娠中に良いデーツの栄養素2:鉄分
妊娠中は赤ちゃんの成長や胎盤などへの血液の需要が高まるため、妊娠前よりも多くの鉄分を摂取する必要があります。鉄分が不足すると赤ちゃんの脳の発達に必要な酸素が足りなくなるおそれも。また、お母さん自身も疲れやすくなったり、息切れの原因になることもあります。デーツには鉄分が多く含まれるので、おやつとしておいしく鉄分を補えます。
妊娠中に良いデーツの栄養素3:カルシウム
カルシウムは赤ちゃんの歯や骨をつくるのに重要。妊娠しているからという理由でカルシウムを特別多く摂る必要はありませんが、カルシウムは日本人で最も不足している栄養素といわれており、積極的にとりたいものです。デーツのカルシウムはプルーンの約2倍含まれており、カルシウム補給の目的としても優秀!よりカルシウムを効率よく摂るにはデーツをヨーグルトにトッピングして食べるのもおすすめですよ。
妊娠中に良いデーツの栄養素4:食物繊維
妊娠中は便秘になりやすいので、腸内環境をよくする食物繊維を摂るとよいでしょう。
卵巣でつくられるホルモン、プロゲステロンは腸から水分を体内に吸収するのを促すはたらきをするため、腸の中の水分が少なくなってしまいます。また、ぜん動運動を弱らせて腸の動きが悪くなりがちに。さらに妊娠が後期になると大きくなった子宮が消化管を圧迫して便通が悪くなりやすいです。
食物繊維を摂ることで、それを餌とする善玉菌が増えて腸内環境がよくなるので便秘の予防につながります。あわせて水を飲むこともお忘れなく。
おすすめはデーツクラウンのデーツ
アラブ王室御用達のブランドであるデーツクラウン。原産国UAEで育ったデーツを、新鮮な状態で丁寧に洗浄、乾燥しています。お砂糖不使用なのに濃厚で自然な甘さが人気です。非遺伝子組換えでなおかつ無添加、砂糖不使用なので妊娠中でも安心して食べられますね。
さらにデーツクラウンのデーツはあえて「種有り」です。少々面倒かもしれませんが、その分、人の手が触れるのは最小限の工程で作られているので、妊婦さんやお腹の赤ちゃんにとって安心して食べられます。
|
黒糖のような濃厚な甘みの「クナイジ種」と、控えめな甘さが特徴の「ファード種」の2つが食べ比べができるお得なセットです。チャック付きのパッケージなので持ち運び楽々!お散歩中に小腹が空いたときにも便利です。
【まとめ】デーツは妊娠中にぴったりのおやつ!甘くておいしいデーツを楽しもう
デーツは適量を守れば妊娠中でも悪影響はありません。むしろ妊娠中に摂っておきたい栄養素がたくさん含まれます。デーツは一度に大量に食べるのではなく、1日の目安量を守って毎日こつこつ食べることで健康に貢献してくれます。小腹が空いたときや、甘いものが食べたいけど我慢したくない!というときのおやつにデーツは最適です!
参考:
1)中国新聞デジタル「ポリフェノール、妊娠後期の取りすぎ注意」
https://www.chugoku-np.co.jp/articles/-/63263
2) 厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針 ~妊娠前から、健康なからだづくりを~」
https://www.mhlw.go.jp/content/000776926.pdf