ハトムギと聞くとハトムギ茶や化粧品をイメージすることが多いと思いますが、イネ科の穀物ですから栄養豊富なスーパーフードの一つとしてそのまま食べるのにも向いています。中でも手軽に毎日食べられるのが、ハトムギをお米と一緒に入れて炊き上げるハトムギご飯です。
今回のコラムでは、ハトムギご飯に期待できる嬉しい健康・美容効果について解説していきます。また美味しく炊く方法や、アレンジレシピも紹介します。
ハトムギは白米よりも栄養価が高い?
ハトムギはイネ科の植物で、穀物の一種です。ミャンマーなどのアジアの国では、主食として食べられています。5〜6ミリほどの大きさで、穀物の中では大きくて固いのが特徴です。そのまま食べると、モチモチとした食感があります。
栄養価は白米とほぼ同じですが、人間の体を構成するタンパク質が多く摂れるのが特徴です。
100gあたりの栄養価 |
白米 |
ハトムギ |
エネルギー |
356kcal |
360kcal |
タンパク質 |
6.1g |
13.3g |
脂質 |
0.9g |
1.3g |
炭水化物 |
77.1g |
72.2g |
このほか、ビタミンBや食物繊維、鉄分、アミノ酸などが豊富に含まれており、白米よりも栄養価が高いと言えます。そのため健康や美容に関連する効果にも期待できます。
ハトムギご飯はまずはハトムギを茹でることから
栄養が豊富な穀物であるハトムギをご飯と一緒に炊き上げるハトムギご飯も人気です。作り方は簡単で、市販のハトムギを使う場合は、以下のようにまずはハトムギを茹でます。
- ハトムギをザルに入れ、よく洗う
- 洗ったハトムギをたっぷりの水に1時間以上浸けておく
- 浸けておいた水を捨て、鍋の中にハトムギと分量の水を入れる
- 鍋を火にかける
- 沸騰するまでは強火で、その後は弱火で約30分くらい茹でる
- 芯がなくなったらザルにとって水気を切っておく
茹で上がったハトムギをお米と一緒に炊飯器に入れて炊くと、ハトムギご飯ができあがります。
やや手間がかかって面倒という方には、お米と同じ大きさにカットしてあり、炊飯器に入れて炊く用のハトムギも市販されています。炊飯器にお米と一緒に入れるだけで、ハトムギご飯ができるため手軽に毎日召し上がることができます。
ハトムギご飯の健康・美容効果
ハトムギの実であるヨクイニンは「イボに効く」として知られていますが、豊富な栄養価によってさまざまな健康・美容効果が報告されています。詳しく見ていきましょう。
肌の新陳代謝を促進する
ヨクイニンに含まれる飽和脂肪酸の一種であるコイクセラノイドは、肌の新陳代謝を促進する作用があるとされます。そのため、肌の生まれ変わりを促し、ニキビや肌荒れなどの肌トラブルの解消にも有効とされます。豊富なアミノ酸が肌の保湿を助け、肌老化の一因である乾燥から肌を守る役割も果たしています。
脂肪の蓄積を予防し、肥満を解消する
ヨクイニンに含まれる9-ヒドロキシ-オクタデカン酸には、脂肪の代謝を促進する働きがあるため、余分な脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。そのため、肥満を予防したり、ダイエット効果にも期待が持てます。
また食物繊維が豊富に含まれており、便通の改善にも有効とされます。この点からも肥満の解消に期待ができます。
血糖値を下げる
ヨクイニンに含まれるコイキサンという成分には、血糖を下げる働きがあると言われています。白米は食後の血糖値を上げやすい高GI値食品に分類され、糖尿病のリスクが高まる食品の一つです。そのため、ハトムギご飯にすることで、白米を食べても食後血糖値の上昇を抑えられる可能性があります。
アレルギー症状を緩和する
アレルギーは食品に含まれる化学物質ヒスタミンや炎症に関与するサイトカインの一種であるTNF-αなどによって引き起こされますが、ハトムギ茶にはこのヒスタミンやTNF-αを抑える働きがあるとされます。そのため、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状を緩和する効果にも期待ができます。
ハトムギご飯の簡単アレンジレシピ
炊飯器の中に入れるだけで作れるハトムギご飯ですが、さらにアレンジするのも簡単です。ハトムギご飯のアレンジレシピをいくつかご紹介しましょう。
ハトムギ入り雑穀ご飯
ハトムギご飯をさらに進化させて、雑穀米にすることができます。用意するのは大麦やもち麦、とうもろこしの缶詰(ホールコーン)などです。
- ホールコーンをザルに上げて水を切っておく
- ハトムギご飯を炊く要領で、大麦やもち麦などを一緒に炊飯器に入れる
- 水分を切ったとうもろこしを炊飯器に入れてスイッチを入れる
- 炊き上がったら、きざみ海苔をかけていただきます。
濃いめの味が好きな方は、塩やごま塩で味を整えるとより美味しくなります。缶詰ではなく、夏には生のとうもろこしを入れるのもおすすめです。
ビビンバ風ハトムギご飯
一人の昼食にもぴったりな、ハトムギご飯に牛肉を乗せただけの簡単ビビンバ風ご飯です。用意するのは、牛切り落とし肉とコチュジャン、大豆もやしです。
- 洗ったお米とハトムギを炊飯器に入れる
- 牛肉とコチュジャン、大豆もやしを和える
- ②を炊飯器のご飯の上に乗せて炊く
- 炊き上がったら、全体を混ぜていただきます。
いつもより水を少なめにして炊くのがポイントです。キムチを乗せるのもおすすめです。
炊飯器に入れるだけでハトムギご飯が楽しめる「国産はとむぎ炊飯器用」がおすすめ
ハトムギご飯の効果やアレンジレシピを紹介しましたが、より手軽に、そして健康的にハトムギご飯を楽しみたいなら、太陽食品の「国産はとむぎ【国産炊飯器用/富山県産】」がおすすめです。ご飯と一緒に炊飯器に入れて炊くだけで、国産ハトムギの栄養を丸ごと摂ることができます。
富山県において有機栽培で生産された国産ハトムギを使用し、防腐剤や化学調味料、香料を使わずに仕上げた商品です。市販されているハトムギは92%が海外で製造されたものですが、国内産のハトムギを取れるのは非常に貴重です。
美味しい炊き方は、お米1〜2合のお米に対して約20gのハトムギを炊飯器に入れます。お水は通常よりも30cc多く入れると、ふっくらと美味しく炊き上がります。ぜひお試しください。
【まとめ】ハトムギご飯でハトムギの健康・美容効果を毎日の食事に取り入れる
スーパーフードの一つであるハトムギをご飯と一緒に入れて炊くのがハトムギご飯です。ハトムギには肌の新陳代謝を高める効果のほか、ダイエット効果や血糖値抑制効果など健康・美容に嬉しい効果があり、ハトムギご飯なら毎日の食事で手軽に食べることができます。
しかも太陽食品の「国産はとむぎ【国産炊飯器用/富山県産】」なら、国産ハトムギの栄養を丸ごと摂ることができます。今回のコラムではアレンジレシピも紹介しましたので、毎日の食事に健康的で美味しいハトムギご飯をぜひ取り入れてくださいね。