ハトムギ茶「煮出し」と「水出し」どっちが効果ある?

ハトムギ茶「煮出し」と「水出し」どっちが効果ある?

もくじ

肌がなめらかになるなど美肌づくりのために飲む人も多いハトムギ茶。デトックス効果やがん予防効果なども確認されており、美容のためだけではなく、健康茶としても広く親しまれています。

手軽に飲むには水出しの方が楽ですが、煮出した方がより美味しくなりそうな印象もあります。そこで、ハトムギ茶は「煮出し」と「水出し」のどちらが効果的なのか、解説していきます。

ハトムギ茶とは?

ハトムギとは、南アジア原産のイネ科ジュズダマ属の植物です。色は白で、形状はトウモロコシのような粒々。そのまま食べるとモチモチとした食感があり、食用としても販売されています。

このハトムギの実が生薬などとして用いられているヨクイニンです。中国では生薬や漢方として用いられていますが、日本ではイボや肌荒れなどの改善に医薬品として使用されるほか、化粧品の原料としても用いられています。

ハトムギは西暦100年〜200年頃に、中国の馬援(まえん)という人が植えたとされています。学名の「ma-yuen」も、この馬援という人物からきているとされます。弘法大師が中国から持ってきたことで日本に入ったとされ、江戸時代に日本各地に広まったとされます。

このハトムギを焙煎して、煮沸したり、水出しで作るのがハトムギ茶です。

ハトムギ茶は「煮出し」と「水出し」のどちらがいい?

ハトムギ茶を作るとき、「煮出し」と「水出し」のどちらがいいのか、悩む方も多いと思いますが、効果という点ではどちらで作っても変わらないとされます。

ただし、味には違いが出てきます。煮出すことでハトムギの味や香りが引き立つとされます。そのため、個人の趣向はありますが、より美味しく召し上がることができるのは煮出した方になります。

また、作る手間も大きく異なります。「水出し」の場合はティーバッグを麦茶ポットの中に入れておけば2時間から3時間ほどで出来上がるのに対し、「煮出し」の場合は沸騰したお湯の中で3〜5分程度煮出す必要があります。

注意点としては、水出しの場合は水道水のカルキ臭が残ってしまうこともあります。ハトムギ茶の風味が勝ることもありますが、気になる場合は煮出しがおすすめです。どうしても水出しがいいという場合は、塩素が抜けるまで1日程度置いてから飲むようにしましょう。

煮出す場合は水道水内の塩素が除去されてしまうため、雑菌が繁殖しやすくなります。そのため保存日数は煮出しの方が短くなるのが一般的なため、早めに飲み切ることが推奨されます。

時短で手軽に「煮出し」ハトムギ茶を作る裏ワザ

手間だと思いがちな煮出しハトムギ茶を約10分で手軽に楽しむ方法をご紹介します。

  1. ポットやジャグにティーバッグを入れます
  2. ティーバッグが浸る程度のお湯(100~200ml程度)を注ぎ、5~10分ほど置きます
  3. 冷たい水道水や浄水、ミネラルウォーターなどをポットいっぱいに注いだ後にティーバッグを取り出したら完成です♪

この方法は煮出し麦茶や煮出しほうじ茶、煮出し烏龍茶などでも有効です。ぜひ試してみてくださいね。

ハトムギ茶に期待できる健康・美容効果とは?

ハトムギ茶は「穀物の王様」と呼ばれるほど、豊富な栄養が含まれています。代表的なのはハトムギ特有の栄養成分であるコイクセラノイドです。飽和脂肪酸の一種で、肌の新陳代謝を促し、肌荒れやアトピー性皮膚炎などにも有効とされています。そのほか、ハトムギ茶を飲むことでどのような効果が期待できるのか、見ていきましょう。

肌のターンオーバーを促進する

ハトムギの種子であるヨクイニンは、医薬品としてイボの改善などに用いられますが、含有成分であるコイクセラノイドには肌の角質代謝を高める働きがあります。そのため肌のターンオーバーを促進し、肌の生まれ変わりをサポートします。また豊富なアミノ酸も有効に働き、体の内側から美肌づくりをサポートしてくれます。

尿の排出や便通の改善を助ける

ハトムギ茶には腎臓の働きを助け、尿の排出を促す作用があります。そのためデトックス効果にも期待ができます。また食物繊維が豊富に含まれているため、便通の改善にも有効とされます。

アレルギー症状を緩和する

ハトムギ茶には、アレルギー症状を抑える抗アレルギー作用があるとされます。アレルギーは食品に含まれる化学物質ヒスタミンなどによって引き起こされますが、ハトムギ茶にはこのヒスタミンや、炎症に関与するサイトカインの一種であるTNF-αを抑える働きがあるため、アレルギー症状を緩和する効果にも期待ができます。

生活習慣病を予防・改善する

ハトムギ茶に含まれるさまざまな成分が、生活習慣病の予防や改善につながると期待されています。例えば、9-ヒドロキシ-オクタデカン酸には脂肪の代謝を促進する働きがあり、余分な脂肪の蓄積を防ぎ、肥満を予防してくれます。またコイキサンには、血糖値を下げる働きがあるという研究結果もあります。

さらにハトムギの種子にはレジスタントプロテインというタンパクが多く含まれており、脂質代謝を改善して、糖尿病の進行を遅らせることができるとも期待されています。

煮出しも水出しも美味しい。太陽食品「有機はとむぎ茶」

ハトムギ茶に期待できる効果について紹介しました。ハトムギ茶はスーパーマーケットなどで市販されている商品も多いのですが、選び方の一つ目のポイントは国産のハトムギを使用していることです。国内で売られているハトムギの92%は海外産ですが、農薬などが使用されていることも多いからです。

太陽食品 有機はとむぎ茶【国産/発芽活性/煮出し・水出し】3g×30袋

そこでおすすめしたい商品は、太陽食品の「国産 発芽活性 有機はとむぎ茶」です。富山県において有機栽培で生産されたハトムギを使用したハトムギ茶で、特徴的なのは発芽活性です。ハトムギを水に浸して熱を加えた後、発芽寸前まで活性させています。これにより栄養価が高くなり、さらに風味もよくなっています。しかも防腐剤や化学調味料、香料を使わずに独自の焙煎方法で仕上げているので、風味豊かで体に優しい健康茶なのです。

【まとめ】煮出しも水出しも効果に変わりはないが、保存期間や風味などに違いも

古くから「肌にいい」として親しまれているハトムギ茶。日本には弘法大師が持ち帰ったことで入ってきました。豊富な栄養素からスーパーフードの一つにも数えられますが、美肌効果だけではなく、デトックスや肥満防止、糖尿病予防、アトピー性皮膚炎の症状緩和など、多彩な効果にも期待ができます。

市販されている多くのハトムギ茶はティーバッグタイプですが、基本的には「煮出し」でも「水出し」でも効果は変わらないとされます。ただし、水出しの方が手間がかからない、日持ちがする、煮出しの方が香ばしさが増すなどの違いがあります。ご自身の好みに合わせて商品選びをすると良いでしょう。

なお太陽食品の「有機はとむぎ茶」は、煮出しにも水出しでも美味しいハトムギ茶を淹れることができます。有機栽培で生産された国産ハトムギを使用している一方、化学調味料や香料などは使用されていませんので、ぜひ毎日の健康・美容にお役立てください。

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